国配布のケース、マイナンバーQRコード丸見え
2016年06月24日 15時40分
マイナンバー(個人番号)を隠すために国が配布しているカードケースが、QRコード部分を隠しておらず、スマートフォンなどで個人番号が簡単に読み取られる恐れがあることがわかった。
国は「ケースの回収や仕様変更の予定はない」としているが、マイナンバー法では、原則、他人に個人番号を知らせることを禁じており、
「法に触れる恐れがある」と指摘する声もあがっている。
マイナンバーカードは表面に氏名や住所、性別など、裏面に個人番号とQRコードなどが印字されている。
国はカードを身分証明書として利用できるとアピールし、首からぶら下げて使ったり、レンタルビデオ店などで身分証明書の控えとしてコピーしたりすることを想定して、
個人番号や性別を隠すケースを作製。
5月までに1億2750万円かけて計1350万個を発注し、各自治体を通じてカード交付時に配布している。
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