奈良県にある医科大学が、実験室で扱った遺伝子組み換えの大腸菌を、殺菌しないまま下水に流していたことがJNNの取材でわかりました。
遺伝子を組み換えた大腸菌を不適切に処理していたのは、奈良県立医科大学の研究科です。
遺伝子を組み換えたものは、実験室内で扱う場合、拡散を防止することが法律で義務付けられていて、
大腸菌などは通常高圧滅菌や薬剤を使った処理を行うことになっています。
ところが、大学関係者によりますと、奈良県立医大では、数年前、殺菌せずに下水に流すなどの不適切な処理が複数回にわたり行われていたということです。
大学側は、今年3月に文部科学省に報告していて、近日中に調査結果を発表するとしています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2798134.html