米国大統領バラク・オバマ氏は、大統領就任以前から熱心なBlackBerryユーザーとして知られています。ところが、その任期もあとわずかとなったところで、新たなスマートフォンを手にしたことをテレビ番組で語りました。
オバマ大統領は人気テレビ番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」に出演し、MCのジミー・ファロンから「(大統領を退いて)ホワイトハウスを出るとき、たとえばATMの使い方とか忘れてるのでは?」と冗談じみた質問を受け、次のように答えています。
「私はかつてはハイテク・ガイだったんだよ。ホワイトハウスに大統領として初めてBlackBerryという多機能電話を持ち込んだのも私だ。でも何年かしたらだれもBlackBerryなんか使わなくなっていた」と笑いを誘います。
そして、今年ついにBlackBerryに替わる新しいスマートフォンを入手したというエピソードを紹介します。まずは入手前の期待感について「いつも娘達や妻が画面を触ってメッセージを送ったりしてるのを見てたんだ」と前フリ。続けてその"最新の素晴らしいスマートフォン"を受け取ったときにこう言われたと話しました。
「え-、大統領。セキュリティ的な観点からカメラ、メール他のテキストメッセージ機能、そして電話機能は使えません。もちろん音楽再生もダメです。」
大統領は「まるで幼児向けのおもちゃじゃないか。この画面もステッカーじゃないだろうな」と自らツッコミを入れつつ会場を沸かせました。
冒頭に述べたとおり、オバマ大統領が大統領選挙戦当時からBlackBerryのヘヴィユーザーなのはよく知られていること。番組中でも「いまもベルトにホルダーを付けてるよ」と発言しているところを見ると、実際のところまだBlackBerryを使っているのはまちがいなさそうです。
ちなみに、今年4月にはThe New York Timesが「ホワイトハウス職員の一部がiPhoneにグレードアップしたものの、大統領はまだBlackBerryを使っている」と報じていました。
http://japanese.engadget.com/2016/06/12/blackberry/