文春記者T氏が「新潮」で書いたのは、同誌5月19日号に掲載された「こじれた沖縄を牛耳る『琉球新報』『沖縄タイムス』の研究」なる記事だった。
これは、タイトル通り、典型的な“沖縄バッシング”の記事である。4月1日に芥川賞作家の目取真俊氏が米軍に拘束された(のちに解放)件についての沖縄2紙の報道が〈過剰警備による不当逮捕と印象づける狙い〉〈基地移設への反対運動のためなら法を犯しても良いという論調〉だったという記述から入り、
基地に反対する「琉球新報」「沖縄タイムス」を徹底的に攻撃。さらに、米軍キャンプ・シュワブゲート前での抗議活動についても、〈地元住人による反対運動を装った過激派の活動〉などと、ヘイトまがいの一方的な批判に終始していた。
同記者はライバルの週刊新潮で記事を書いたことが文春編集部にバレて、クビになったという。
http://lite-ra.com/2016/06/post-2323-entry.html