ヤワラちゃんが東京の顔になる――。生活の党副代表の谷亮子参院議員(40)は9日、同党から7月の参院選に立候補しない意向を小沢一郎共同代表(74)に伝えたことが明らかになった。五輪2大会連続金メダルを引っさげ、さっそうと政界入りしたものの、最近は存在感を示すことができずにいた谷氏。このまま引退するのか、あるいは衆院選も含めて国会議員継続の道を模索するのか。情報が錯綜する中、谷陣営が水面下でもくろむ、まさかの“第3の選択”が明らかになった。それはズバリ、もはや“死に体”となっている舛添要一東京都知事(67)の後釜だ。
谷氏が9日、参院選(7月10日投開票)を辞退した最大の理由は、共産党を除く野党による「統一名簿」構想の実現が困難になったことだという。「野党共闘としてのまとまりができなかった」と語り、同党の比例代表で出馬しても当選する可能性が低いと判断したもようだ。
谷氏の後援会関係者が絶対匿名を条件に裏事情をこう明かした。
「実は、数か月前から他党からの参院選出馬を検討していたんです。ところが、小沢さんに相談しても『ちょっと待ってくれ』を繰り返すばかり。今月3日の時点でも慰留され、結局9日にずれ込んでしまいました。せめて5月の段階で(生活の党からの)不出馬を発表していれば、もっと違った展開になっていたのですが…」
谷氏は「他党からの立候補の話があれば、柔軟な姿勢で対応したい」と与野党問わず“選択肢”になるとの認識を示している。民進党の岡田克也代表(62)も9日の会見で「我々の参院選公約を受け入れるという前提で、民進党の比例名簿で他党の方が出ることには門戸を開けている」と語っており、事態は流動的だ。
だが、国政選挙出馬の可能性は現段階で低いと言わざるを得ない。前出の関係者が続ける。
「もともと谷の政治信条は自民党に近いんですよ。だからこそ、自民党出身の小沢さんの党から出馬を決めたし、谷と同じ福岡出身の麻生(太郎)財務相とも超党派のスポーツ議連で一緒に活動ができた。でも、実際出馬するとなると、他の自民党議員からの反発は大きいでしょう。かといって(かつて所属した)民進党も厳しいでしょう」
実際、他党から出馬の打診はないという(9日現在)。ではどうするのか。ここで浮上してくるのが、第3の選択だ。
「東京都知事です。進退が取りざたされる舛添さんがもし辞任に傾けば、当然選択肢に入ってくる。というより、我々は一番適任だと見ています。金メダリストの谷なら東京五輪の顔としてピッタリ。世界的にも顔を知られていますしね」
以下ソース
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/551452/