現金授受問題であっせん利得処罰法違反容疑で告発され、不起訴となった甘利明・前経済再生担当相（６６）が六日、神奈川県大和市の地元事務所前で、報道陣に「主治医と相談の上、本日から少しずつ政務復帰させていただくことにしました」と述べ、政治活動を再開することを明らかにした。
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一月二十八日の同相辞任会見から四カ月余り。辞任後は病気療養を理由に今月一日の国会会期末まで欠席していた。
甘利氏は「多大なご迷惑とご心配をお掛けしている地元神奈川の皆さん、国民の皆さまに深くおわび申し上げます」と謝罪。あらためて自身の関与を否定した上で、元秘書らについては接待を受けるなどの不適切な面があったとして「今回のようなことが二度と起こらぬよう、中断していた調査を再開するよう弁護士にお願いした」と語った。
自身の健康状態について、先週末に医師から徐々に活動を再開してもいいと診断されたという。
甘利氏と元公設秘書は二〇一三～一四年、千葉県の県道工事を巡って都市再生機構（ＵＲ）との補償交渉でトラブルになった建設会社の元総務担当から現金計六百万円の提供を受け、受領した現金はＵＲに口利きした見返りの疑いがあると、弁護士グループが告発していた。東京地検特捜部は先月三十一日、この二人と元政策秘書の計三人を嫌疑不十分で不起訴とした。
ソース
東京新聞:甘利氏が政治活動を再開 現金授受不起訴、重ねて関与を否定:政治(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016060602000229.html