舛添知事が千葉の「ホテル三日月」への家族旅行費を政治資金で計上したのも「会議費」名目だった。古巣・自民党のデタラメから多くを学んだに違いない。
■党本部からの交付金6380万円を基金に“積み立て”
政党交付金、つまり国民の血税の扱いも非常識だ。「連合会」の政党交付金使途等報告書を見ると、国政で野党だった12年には、党本部からの交付金の支給額は年間5251万円に過ぎなかったが、与党に返り咲いた途端に急増。13年は1億2820万円、14年には1億8720万円まで膨張した。
よほど使い道に困ったのか、14年末には約6380万円もの交付金を余らせ、「連合会」内に設置した「党勢拡大基金」に丸々全額を積み立てた。都連の担当者は「15年の統一地方選に向けて蓄えた。選挙にはカネがかかる」と説明したが、前回11年の統一地方選の前年に基金に蓄えた交付金は46万円に過ぎない。使い道がないのなら、即刻返すべきだ。