怒るのは分かるが、やりすぎだ。
妻の不倫相手の頭をアイスピックで突き刺すなどして、5月31日、警視庁に捕まった東京・府中市の職業不詳、白鳥蘭容疑者(26)。
父親の肇(50)、弟の伸(22)両容疑者、蘭容疑者の友人の男(25)の3人も傷害容疑で一緒にパクられている。
蘭容疑者らは昨年12月、妻の不倫相手の男性(27)を父・肇容疑者の行きつけのバーに呼び出し、顔を殴ったり、粘着テープで上半身を縛りつけ、
アイスピックで頭や手を突き刺すなどした疑いというから、えげつない。
「蘭容疑者と被害男性は地元のワル仲間で、蘭容疑者は悪びれるでもなく『ヤキを入れただけ』などと供述しています。
が、男性は全治3カ月の重傷。脳に障害も残っているらしい。平衡感覚がおかしくなったといいます。
蘭容疑者は男性をボコボコにした後、車で男性の自宅まで送り届けている。それで警察は殺意はなかったと判断。
殺人未遂ではなく、傷害容疑になりました」(捜査事情通)
地元関係者によると、蘭容疑者ファミリーは筋金入りのワルだったようだ。
「蘭容疑者と弟は府中市内の暴走族に入っていたことがあって、7年前に強盗傷害などでパクられています。
市内をバイクで走っている男性を狙い、金属バットで殴ったり、カネを奪う行為を繰り返していた。もっとも、蘭容疑者らが4人がかりで22歳の男性1人を襲おうとしたところ、
相手の方がケンカが強くて返り討ちに遭い、あえなくお縄になりました」(警察関係者)
父親も父親だ。
「父親の肇容疑者も暴走族OBらしくて、11年前には詐欺容疑で捕まっている。仲間4人と交通事故を偽装。
損保会社から保険金680万円をだまし取っていたのです」(前出の捜査事情通)
ある意味“エリート一家”だ。