米マイクロソフトが提供するパソコンの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」などが、利用者に覚えが無いまま最新の「ウィンドウズ10」に更新されたとして、利用者から苦情が相次いでいる。高知県内でもパソコン店などに問い合わせが殺到。
当初は利用者が予約する方式だったが、5月13日からは利用者ごとにマイクロソフトが更新日を通知し、自動で更新する方法に切り替えた。このため、「許可した覚えが無いのに勝手に変わった」などの混乱が全国の利用者に広がっている。
更新を望まない場合は拒否する操作が必要になるが、通知を消すだけでは拒否できず、自動で更新されてしまう。更新完了後は、ウィンドウズ10に対応していないソフトやプリンターが使えなくなったり、操作方法の変更で使い勝手が悪くなったりする場合がある。
吾川郡いの町天王南9丁目の森沢裕子さん(63)も、通知を消して更新を拒否したつもりだったが、更新が自動で始まり驚いたという。「時限爆弾みたい。通知画面の字も小さいし、説明不足で分かりにくい」
高知市内のあるパソコン店では、16日ごろから問い合わせが急増し、21日は約60台の持ち込み相談があった。「勝手に更新されたので戻して」という相談のほか、「音が鳴らない」「メールが見られない」などの問い合わせも多く、ほとんどが更新に起因するものだったという。
他の複数のパソコン店従業員も「問い合わせの大半は自動の更新について」「通常の2~3倍の問い合わせがある」などと話す。
http://www.kochinews.co.jp/article/24429/
>通知を消して更新を拒否したつもりだったが、更新が始まり驚いた
PCオタでもないとあの悪質な案内の回避は厳しいな