全国の主なスーパーの先月の売り上げは、衣料品などの販売が落ち込んだことから去年の同じ月を０．７％下回り、２か月連続で減少しました。
日本チェーンストア協会のまとめによりますと、全国の主なスーパー９４０４店の先月の売り上げは１兆６０２億円余りでした。このうち、１年前にもあった店どうしの売り上げを比べますと、去年の同じ月より０．７％減って、２か月連続で前年を下回りました。
売り上げ全体の６割以上を占める「食料品」は、総菜の販売が好調で１．２％増加した一方で、「衣料品」は、女性向けのジャケットやブラウスなどの春物の販売が落ち込み、４．５％の減少となったほか、生活に関わるエアコンやカーテンなどの販売も落ち込んだことによるものです。
日本チェーンストア協会は「消費者の節約志向は根強く、特に先延ばしができる商品の消費が伸びていない。雇用や賃金など消費を巡る環境は改善しているものの、消費者は景気の先行きに不透明感を感じていて、消費の低迷が懸念される」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160523/k10010531701000.html