五輪招致「コンサル料」送付先、公営住宅の一室
2020年東京五輪・パラリンピック招致活動を巡る不正疑惑で、招致委員会が計2億3000万円のコンサルタント料を支払った「ブラック・タイディングス社」は、
シンガポールの都心に近い古い公営住宅の一室に事務所を登録していたことが分かった。
登記上は既に事業を終了し、当時どのようなロビー活動をしたのかは分かっていない。
「大金もらった人が暮らす場所では…」
招致委は、同社代表のイアン・タン氏について、大手広告会社の電通から「実績と人脈がある」との情報を受けて、ブラック社と契約を結び、13年7月と10月にコンサル料を支払った。
同社の所在地はタン氏の住所と同じ7階建て公営住宅の4階で、登記上は14年7月に事業を終了した。
20日に訪れ、ドアをノックしたが応答はなく、夜も電気はつかなかった。ドアの前はサンダルが並び、空の段ボールやペットボトルが放置されていた。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20160523-OYT1T50011.html
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