中学生による他人のパソコンのウイルス感染を手助けしたとして、警視庁は東京都練馬区大泉町４丁目、大学職員阿部健吾容疑者（２６）を不正指令電磁的記録供用の幇助（ほうじょ）などの疑いで逮捕し、２０日発表した。「自分を頼ってきた人の力になりたかった」と容疑を認めているという。
サイバー犯罪対策課によると、阿部容疑者は２０１５年７月、札幌市の当時中学２年生だった少年（１５）＝不正指令電磁的記録供用容疑などで逮捕され、保護観察処分＝が用意したコンピューターウイルス作成ツールの動作を確認したほか、使用方法を教え、少年が他人のパソコンをウイルスに感染させる手助けをしたなどの疑いがある。
阿部容疑者は、芸能ゴシップや薬物情報を掲載する会員制情報サイト「激裏情報」のスタッフ。サイトを見た少年が阿部容疑者にツイッターで連絡を取り、その後、匿名性の高い無料通信アプリでやりとりをしていたという。
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