5人が死亡した「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、富山地検は19日、業務上過失致死傷容疑で書類送検された運営会社フーズ・フォーラス(特別清算中)の元社長(47)と、ユッケ用生肉を納入した大和屋商店(東京都)で出荷を統括していた元役員(41)について、嫌疑不十分で不起訴処分とした。
地検は「ユッケに付着した腸管出血性大腸菌が原因の可能性が高いが、当時は強い毒素を持つと知られておらず、2人は事件を予測できなかった」と説明した。
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