韓国環境省は16日、ディーゼルエンジンを搭載した日産自動車(Nissan Motor)のスポーツ用多目的車(SUV)「キャシュカイ(Qashqai)」について検査の結果、排ガス規制を免れるためとみられる不正が確認されたとして、同社の韓国法人に課徴金3億3000万ウォン(約3000万円)の支払いと数百台のリコール(回収・無償修理)を命じると発表した。
同省は声明で「われわれの調査の結果、日産は排出データを不正に操作していたとの結論に達した」と述べた。さらに運輸関連の規制を担当する同省高官は「われわれが助言を得た専門家グループともまた、これは明らかな排出データの操作だという点で一致した」と語った。
韓国政府は昨年12月、独自動車大手フォルクスワーゲンがディーゼル車1100万台に排ガス量を不正に操作する装置を搭載していた問題が発覚したことを受け、同国内で販売されているディーゼル車20車種を調査していた。
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