経営再建中のシャープが12日発表した平成28年3月期連結決算は、売上高が前年比11・7%減の2兆4615億円、本業のもうけを示す営業損益が1619億円の赤字(前期は480億円の赤字)、最終損益は2559億円の赤字(同2223億円の赤字)だった。2年連続の巨額赤字を計上した。負債が資産を上回る債務超過に陥り、東京証券取引所の基準により、東証2部に降格する見通し。
主力の液晶事業が中国市場の減速による不振が続き在庫の評価損を迫られたほか、太陽電池事業の不振も続いた。シャープは台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下での再建を図るが、リストラや事業売却など大がかりな構造改革は避けられない情勢となっている。
ソース
http://www.sankei.com/west/news/160512/wst1605120056-n1.html