世界的にも知られる演出家の蜷川幸雄さんが、亡くなった。80歳だった。埼玉・川口市出身で、1960年代に俳優を目指して「劇団青俳」に参加し、演出家に転向。国内外の180本以上の舞台を手掛けた。最近は車いすで酸素吸入器を携帯しながら、稽古場に通っていたが、昨年12月に体調を崩して入院。5月25日に、芸術監督も務める彩の国さいたま芸術劇場で初日を迎える舞台「尺には尺を」の演出予定で、復帰を約束していたが、実現しなかった。8月には東京・BunkamuraシアターコクーンでV6森田剛、女優の宮沢りえらが出演する舞台「ビニールの城」の演出を務めることも決まっていた。元女優で現在はキルト作家として活動する知子夫人との間に2人の娘がおり、長女は人気写真家の蜷川実花(43)。
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