宇都宮市の県立高校で7日、2年生の男子生徒が校舎の近くで死亡しているのが見つかり、警察は校舎から飛び降り自殺をしたとみて調べています。
7日午前6時45分ごろ、宇都宮市の県立高校の校舎の近くで、この高校に通う2年生の16歳の男子生徒が倒れているのを教員が見つけ、消防に通報しました。男子生徒は頭を強く打つなどしてその場で死亡が確認されました。
警察によりますと、生徒が倒れていた場所のすぐ近くにある校舎の3階の窓が開いていたということで、警察は男子生徒が校舎から飛び降り自殺をしたとみて調べています。
高校によりますと、男子生徒は前の日にはふだんどおり登校して授業を受け、放課後の部活動にも参加していたということです。また男子生徒は同じ日に、校内での使用が禁止されているスマートフォンを持っているところを教員に見つかって注意を受け、一時的に没収されたということですが、自殺と関係があるかどうかは分かっておらず、高校では自殺した動機を調べることにしています。
高校の教頭は「学校生活で生徒が悩んでいる様子は見られなかった。亡くなったのは非常に残念で、ほかの生徒や教師から話を聞いて原因を調べたい」とコメントしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160509/k10010513981000.html