首相側近の萩生田官房副長官告発
オンブズマン 政治資金で「慶弔見舞」
「罰則規定はない」と開き直り
高木毅復興相の香典支出が問題になっていますが、市民団体「政治資金オンブズマン」はこのほど、安倍晋三首相の側近である萩生田光一内閣官房副長官が政治資金で支出した「慶弔見舞」が公職選挙法違反にあたるとして東京地検に告発状を送付しました。
告発された萩生田光一衆院議員(東京24区)は、安倍首相の側近中の側近として知られます。
自民党総裁特別補佐だった2013、14、15年と安倍首相の代理人として靖国神社に玉串料を奉納しています。
告発状や政治資金収支報告書などによると、萩生田氏が支部長の「自民党東京都第24選挙区支部」は14年に、137万5000円を「慶弔見舞金」として支出していました。
「はぎうだ光一後援会」は、12年に122万5000円、13年に127万5000円の「慶弔見舞」を支出していました。
ところが高木復興相の「香典」問題がテレビの全国ニュースで放映された翌日(昨年11月2日)になると、萩生田氏側は収支報告書を訂正。訂正では、「慶弔見舞」のほとんどを削除していました。
つづき
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-05-09/2016050915_01_1.html