県警
同僚の階級章盗む 容疑の巡査書類送検 「逮捕必要ない」 /長野
毎日新聞2016年5月8日 地方版
長野県
同僚の階級章を盗んだとして、県警が警察署に所属する男性巡査(20)を窃盗容疑で書類送検していたことが分かった。県警は「逮捕の必要がなく、警察庁の公表基準を参考にした」として発表していなかった。
監察課によると、容疑は2月13日午前2時ごろ、同僚の耐刃防護衣の階級章を盗んだとされる。巡査は当直勤務中で、調べに「自分の階級章を紛失し、発覚を恐れて盗んだ」と供述したという。県警は4月14日付で巡査を戒告の懲戒処分とした。巡査は同日、依願退職した。
また、県警は女性職員にセクハラをしたとして、男性警部補(42)を3月10日付で戒告の懲戒処分とした。警部補は同日付で依願退職した。警部補は2014年夏ごろ、勤務中に公用車内で、職員の体を触るなどしたという。
同課は「県民の皆様に多大な迷惑をかけ、申し訳ない。再発防止に向けて職員の指導教養を徹底する」としている。【川辺和将】
http://mainichi.jp/articles/20160508/ddl/k20/040/016000c