警視庁公安部、建造物侵入容疑で逮捕
東京都千代田区の出版社「ワック」の窓ガラスを割って社内に侵入したとして、警視庁公安部は5日、自称東京都港区浜松町2、職業不詳、松田晃平容疑者(24)を建造物侵入容疑で逮捕したと発表した。
逮捕容疑は4日午後10時40分ごろ、千代田区五番町のビル4階にある同社の入り口窓ガラスを割って社内に侵入したとしている。同社が発行する月刊誌の記事について、「内容が不敬だと思った」と供述しているという。
同庁によると、床に黒いペンキをまいたり消火器を噴射したりした後、自ら110番。駆けつけた警察官が現行犯逮捕した。社内は無人で、けが人はなかった。
同社は「言論を暴力で封じようとする行為は容認できるものではない」とのコメントを出した。
松田容疑者は複数の右翼団体で構成する「大日本愛国団体連合時局対策協議会」の理事を名乗っているという。【黒川晋史】
http://mainichi.jp/articles/20160506/k00/00m/040/004000c