女性の安全を守るため、2017年からインド国内で販売される携帯電話端末には「パニックボタン」の導入が義務化されることになりました。従来の携帯電話(いわゆるガラケー)の場合は「5」または「9」を長押し、スマートフォンの場合は電源ボタンを3回連続して押すと、緊急コールとなります。また、2018年1月からは、すべての携帯電話端末にGPS機能の搭載も義務化される予定です。インドの通信担当大臣Ravi Shankar Prasad氏は、「テクノロジーは、人間の生活を豊かにするためのもの。女性の安全に使う以上にいい使い方はない」とコメント。
パニックボタンの導入義務化は、インド国内における女性暴行事件の多さが背景にあります。インドでのレイプ事件の多さは、深刻な社会問題。今回発表された法律は、AppleやSamsungなど大手も含む、インド国内で端末販売するすべての企業に適応されます。法案成立に向けては、昨年12月に携帯電話製造業社から承認を得ていました。
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インド国内で販売するスマホ・携帯電話すべてに「パニックボタン」導入義務化、女性の安全を守る!
http://www.gizmodo.jp/2016/04/india_panic_button.html