国際テロやサイバー攻撃を巡る情勢が緊迫化していることから、警察庁は27日、インターネット上のテロ情報を監視する「インターネット・オシントセンター」を同庁警備局に設置した。
センターは二十数人体制で、警備局の警備企画課や国際テロリズム対策課などの職員が兼務。交流サイト(SNS)や掲示板からテロ関連情報を体系的に収集する。サイバー空間での手口分析などにも当たる。
過激派組織「イスラム国」(IS)が機関誌上で日本を標的にすると表明。ハッカー集団「アノニマス」を名乗り、大量のデータを送りつける「DDoS攻撃」による被害も昨年以降、相次ぐ。5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)まで1カ月を切り、警察庁は警戒を強めている。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27H7K_X20C16A4000000/