先日来、2頭の「雄ライオン」が草原で交尾をする写真がネットをにぎわせている。ただしこの写真は、あるいはより興味深い事象をとらえたものなのかもしれない。
実は、下になっているライオンは雄ではなく、「たてがみのある雌」である可能性が高いという。そうした個体は、これらの写真が撮影されたボツワナ北部においては、めずらしくないらしいのだ。(参考記事:「風の中のライオン、南アフリカ共和国(1995年)」)
たとえば2頭のライオンが互いに頭部をこすり合わせている写真があるが、米バージニア工科大学教授で、アフリカのライオンに詳しいキャスリーン・アレクサンダー氏によると、これは雄が雌に対して優位性を示すための一般的な行動だという。
雄同士の交尾について、同氏はこう述べている。「私は(ボツワナで)20年間研究をしてきましたが、雄同士によるああした行為は見たことがありません。片方はたてがみのある雌と考えるのが妥当でしょう」(参考記事:「ライオン 生と死の平原」)
以下ソース
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/042000145/