246人死亡、多数不明=一夜明けても救助難航-エクアドル大地震
17日、大地震から一夜明けたエクアドルの最大都市グアヤキルで、建物のがれきを調べる救助隊(AFP=時事)
【サンパウロ時事】南米エクアドルで発生したマグニチュード(M)7.8の地震から一夜が明けた17日、
グラス副大統領は被災状況について「死者246人、負傷者は2527人に達した」と発表した。
ただ、行方不明者も多数に上るとみられ、犠牲者はさらに増える恐れがある。
政府は軍や警察から総勢約1万3000人を被害が甚大な沿岸部に動員。多くの医療関係者も現地に向かい、被災者の救助を急いでいる。
地元メディアによると、政府が緊急事態を宣言したマナビ州など各地で壊滅的な被害が出たと伝えられ始めた。
倒壊した建物やホテルも多い。路上にはがれきが散乱し、地元当局は「閉じ込められている人がまだたくさんいる」と救助を訴えている。
しかし、主要道路やトンネルが土砂崩れなどで寸断され、救援は難航している。
地域の主要病院には、倒壊や停電により避難させた患者を病室に戻せなくなった所もある。
インターネットや電話の不通が続く地域も少なくない。住民は不安を抱えて一夜を過ごした。
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http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041800025