違法賭博
桃田選手ら、闇スロットも NTT東公表せず
毎日新聞2016年4月12日 11時13分(最終更新 4月12日 11時52分)
バドミントンの桃田賢斗選手=東京都千代田区で2016年4月8日、森田剛史撮影
バドミントン男子日本代表のエース、桃田賢斗選手(21)=NTT東日本、2012年ロンドン五輪代表の田児賢一選手(26)=11日付で解雇=らが違法カジノ店で賭博をした問題で、NTT東日本は12日、2人に加えて同社のバドミントン部員5人(元部員1人を含む)ら計7人が東京都墨田区の違法なスロット店でも賭博していたことを明らかにした。同社は11日に懲戒処分を発表したが、新たな賭博の事実は明らかにしていなかった。
同社の調査によれば、違法スロット店に出入りしたのは墨田区のカジノ店で賭博していたのと同じ時期。田児選手は20回程度で約50万円、桃田選手は5回程度で十数万円負けたという。懲戒処分を受けた他の6人中5人も違法スロットで賭博していた。
また、8日の記者会見で同社は桃田選手の賭博行為は全て田児選手に誘われて6回程度参加したと説明していたが、うち1回は一般女性に誘われて2人で行ったとした。違法スロット店についても、桃田選手は田児選手以外の部員と一緒に訪れたこともあった。
日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は「NTT東日本から詳細な報告はなく確認したい。現時点で新たな処分を科すことは考えていない」と話した。【田原和宏】
http://mainichi.jp/articles/20160412/k00/00e/040/170000c