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２０２０年東京五輪・パラリンピックの新しいエンブレムを選び直す大会組織委員会のエンブレム委員会（委員長＝宮田亮平・文化庁長官）は８日、国内外の商標調査を通過した最終候補の４作品を公開した。１７日まで、インターネットやはがきで国民からの意見を募る。２５日に開く最終審査では、これらの意見も参考に、エンブレム委員全２１人が投票して新たなエンブレムを選ぶ。
４作品は、作者の氏名や年齢、性別など「評価に先入観を与える恐れのあるもの」（宮田委員長）はすべて伏せたうえで、Ａ～Ｄ案として発表された。作者が説明した作品に対するコンセプト（２００字以内）も添えられた。
東京五輪・パラリンピックのエンブレムを巡っては、東京五輪の開会式まであと５年となった昨年７月２４日に、デザイナーの佐野研二郎さんが制作した作品をいったん選んで公表したが、ベルギーの劇場のロゴマークと似ているとインターネット上で指摘されたり、選考過程の「閉鎖性」などが問題視されたりして、大会組織委は９月に取り下げを発表。新たなエンブレム委員会を立ち上げ、１１月～１２月に一般の人も対象に作品を募集した。
１８歳以上で日本国籍の人や国内在住の外国籍の人、または代表者がこの条件を満たせば１０人以内のグループでの応募も可能とし、１万４５９９点の応募があった。
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