参院予算委、安保法制の必要性めぐり論戦
安全保障関連法の施行を受け、国会では参議院の予算委員会で野党側が改めて安保法制の必要性を質しました。国会記者会館から報告です。
民進党の前川清成議員は、「日本を守るために集団的自衛権は必要ない」としたうえで、安保法の施行前にもかかわらず、北朝鮮が核実験やミサイル発射を行った際に政府が法整備の意義を強調したのはおかしいと追及しました。
「北朝鮮のミサイル、あるいは中国の海洋進出、これと集団的自衛権、関係がないということでよろしいですよね」(民進党 前川清成参院議員)
「法制はきょうからスタートするわけでありますが、この平和安全法制の制定とガイドラインの改定を合わせ、まさに日本を守るためということについては、助け合うことのできる同盟は、まさに同盟の絆を強化したことの証左ではないかと」 (安倍晋三 首相)
さらに前川議員は、「北朝鮮がミサイルを撃ったから集団的自衛権が必要だというのは、論理が飛躍してる」として安保法の廃止を求めましたが、安倍総理は、「廃止すれば大きく日米同盟の絆は毀損される」と安保法制の意義を改めて強調しました。(29日11:37)
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2736238.html