高校生イベントで模擬投票 自民は3位 民主はなんと7位 1位は…
18歳選挙権
2016.3.24 19:40更新
夏の参院選から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられるのを見据え、国会内で24日、高校生に政治参加を促すイベント「全国高校生未来会議」が開かれた。与野党の党首級が参加し、それぞれの主張をアピール。その後に模擬投票を行った結果、1位はおおさか維新の会で、「1強」の自民党は3位、民主党はなんと7位に低迷した。
18歳選挙権導入が目前とはいえ、若者のイベントに与野党幹部がそろい踏みするのは異例だ。自民党の谷垣禎一幹事長は「若い人たちがやりたい仕事をやれるのが、自民党が目指すところだ」と訴えた。
民主党の岡田克也代表は、27日に維新の党と合流して党名が民進党に変わることを紹介。「渡しきりの奨学金を作ることも提案している」と述べ、子供の貧困や教育格差問題に取り組む姿勢を強調した。公明党の山口那津男代表は、与党としての政策実行力の高さを訴えた。
与野党9党を対象に119人が参加した模擬投票の結果は、得票率が高かった順に、
(1)おおさか維新の会(28%)
(2)社民党(22%)
(3)自民党(15%)
(4)公明党(12%)
(5)日本のこころを大切にする党(8%)
(6)維新の党(7%)
(7)民主党(4%)
(8)共産党(3%)
(9)改革結集の会(1%)
だった。
おおさか維新は、馬場伸幸幹事長が議員定数削減や職員給与の引き下げなど大阪府・市での改革をアピール。わかりやすい言葉で訴えたことが奏功したようだ。
未来会議事務局代表で、都内の私立高2年、石塚瑞希さん(17)は「(参加した高校生が)参院選では自分の周りを巻き込み、みんなで投票に行こうという流れを作ってほしい」と期待した。
http://www.sankei.com/smp/politics/news/160324/plt1603240043-s.html