民主・共和のトップ候補2氏、不支持率は過去最悪の水準
ワシントン(CNN) 11月の米大統領選に向けた指名争いでトップを走る共和党の実業家ドナルド・トランプ氏と民主党のヒラリー・クリントン前国務長官の不支持率がいずれも2けた台の差で支持率を上回り、過去最悪の水準となったことが23日までに分かった。米CBSと米紙ニューヨーク・タイムズが実施した世論調査で明らかになった。
共和、民主両党とも、トップに立つ候補の不支持率がこれほど高くなったのは、CBSが1984年にこの項目の調査を開始して以来初めて。
共和党ではトランプ氏の支持率が24%だったのに対し、不支持率は57%と、33ポイント差で不支持が支持を上回った。
民主党のクリントン氏は支持率31%、不支持率52%で、やはり2けた台の21ポイント差で不支持の方が多かった。
前回2012年の大統領選では民主党のオバマ大統領の支持率、不支持率は同率だった。共和党が指名したミット・ロムニー氏は不支持が7ポイント差で支持を上回っていた。
この調査で過去最も不支持率が高かったのは、クリントン氏の夫のビル・クリントン元大統領で、1992年当時の不支持率は17ポイント差で支持率を上回っていた。
党に対する好感度では、共和党に対して好感が持てると答えた有権者は28%のみ。民主党に対する好感度は46%と比較的高かった。全体では66%が共和党に好感を持てないと回答している。
現時点で大統領選が行われたと仮定すると、クリントン氏対トランプ氏ではクリントン氏が10ポイント差でリードしている。
クリントン氏の相手がテッド・クルーズ上院議員の場合はリードが3ポイント差に縮小する。ジョン・ケーシック・オハイオ州知事の場合はクリントン氏を4ポイント差で上回った。
そーす http://www.cnn.co.jp/usa/35079977.html