靖国の話が出たついでにこれを上げておこう。
親の心子知らずって、長く神意を臣下知らずだと思ってたんだけど、父・慶民の心が息子の松平永芳はどうして分からんのか、って非常にヒューマニックな発言だったんだよね。
あと富田メモは、140年の歴史で日経がすっぱ抜いた殆ど唯一報道と呼ぶに値する成果じゃないかと。
靖国神社の本質に気鋭の政治学者・白井聡が切り込む! 問題はA級戦犯合祀や中韓の反応ではない、靖国に歴史的大義がないことだ!|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見
http://lite-ra.com/2015/10/post-1595.html
敗者=賊軍を排除する靖国原理に倣えば、先の戦争で犠牲になった日本兵は、靖国に祀られる資格がないというパラドクスに陥ってしまうことを指摘。親米保守の自称愛国者たちに〈彼らが拝んでいるのは、あの戦争で亡くなった連合国の死者ではないのか〉という皮肉をつきつける。
たしかに、この事実だけをとっても、靖国神社が、祖先信仰や死者の霊を敬うなどの日本の伝統にならった神社では全くなく、大日本帝国がひたすら戦意を煽るために恣意的に作り上げられていった、非常にいびつな存在だったということがよくわかるだろう。
白井のいうように〈靖国によって象徴されるものは、日本の周辺諸国民にとって厄災であっただけでなく、大部分の日本国民自身にとっても厄災でしかなかった〉のだ。
昭和天皇、靖国合祀に不快感-親の心、子知らず-(毎日新聞2006年7月20日)
http://www.dotcolumn.net/blog/index.php?p=334
私は、或る時に、A級が合祀されその上 松岡、白取までもが、
筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが 松平の子の今の宮司どう考えたのか 易々と 松平は 平和に強い考があったと思うのに 親の心子知らずと思っている
だから 私はあれ以来参拝していない それが私の心だ (原文のまま)
合祀を決めた奴は大馬鹿者
昭和天皇の苦い思い、浮き彫りに-社会
(2006年07月21日06時12分 朝日新聞)
http://flowerwind.sakura.ne.jp/website/skywalk/2006/08/30-152915.php
「陛下は合祀を聞くと即座に『今後は参拝しない』との意向を示された」
「陛下がお怒りになったため参拝が無くなった。合祀を決断した人は大ばか者」
昭和天皇の靖国参拝取りやめ、A級戦犯合祀が理由
2014/9/9 5:00 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG08H0S_Y4A900C1CR8000/