プロ野球・巨人の高木京介投手(26)が野球賭博に関与していた問題で、日本プロ野球組織(NPB)の調査委員会は3月22日、高木投手に1年間失格、巨人に制裁金500万円を科す処分案を熊崎勝彦コミッショナーに提出した。毎日新聞などが伝えた。熊崎コミッショナーは22日中にも処分を決める方向だ。
巨人が発表した経緯によると、高木投手は、チームメイトだった笠原将生元選手(25)に誘われ、2014年の4月下旬から5月上旬までの期間に、1試合に10万~15万円ずつをプロ野球の8~9試合に賭けたという。
高木投手は3月9日に開いた会見で「自分が野球賭博をやってしまったことを深く反省して、それを受け止め、前に進んでいきたい」などと謝罪した。巨人は3月10日、野球協約の規定に基づき、高木投手をコミッショナーに告発した。
一連の野球賭博問題では、2015年11月に福田聡志(32)、笠原将生(25)、松本竜也(22)の元選手3人が無期失格となり、巨人に対して1000万円の制裁金が科せられている
■高木投手の処分、他の選手より軽い処分案になった理由は?
報告書では、高木選手の処分を他の3選手よりも軽くすることが適当とした理由について、野球賭博への関与の程度に「相当な差異が明らかに認められる」としている。その根拠として「野球賭博を行った期間が短く回数も少ない」「他選手を勧誘していない」「野球賭博常習者と交際していた事実が認められない」などの点を挙げている。
ソース
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/22/kasahara-giants-npb_n_9520116.html?utm_hp_ref=japan