3月第2週(3月7日─3月11日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は、1兆2993億円の売り越し(前週は608億円の売り越し)となった。売り越しは10週連続。売り越し額は昨年8月第4週(1兆8830億円の売り越し)以来の大きさだった。個人は2957億円の買い越し(同2628億円の売り越し)、信託銀行は872億円の買い越し(同2884億円の買い越し)だった。
東京証券取引所がまとめた同期間の2市場投資部門別売買状況によると、現物株は海外投資家が1兆1932億円の売り越し(前週は954億円の売り越し)となった。売り越し額は過去最高。これまでの最高は1987年10月第3週の1兆1220億円だった。売り越しは10週連続。また、個人は3週ぶりに買い越し、信託銀行は16週連続で買い越した。
大阪取引所がまとめた同期間の先物・オプションの投資部門別取引状況では、指数先物(日経平均先物・TOPIX先物のラージ・ミニとJPX日経400先物の合計)で、海外投資家が1061億円の売り越し(前週は346億円の買い越し)となった。売り越しは3週ぶり。
<海外投資家の売買推移(億円)>
現物 先物 合計
2016年1月第1週 -4,471 -5,492 -9,963
2016年1月第2週 -2,109 -5,139 -7,248
2016年1月第3週 -1,902 -426 -2,329
2016年1月第4週 -2,073 -588 -2,661
2016年2月第1週 -6,112 5,015 -1,096
2016年2月第2週 -5,734 4,683 -1,051
2016年2月第3週 -4,053 -3,240 -7,294
2016年2月第4週 -4,081 880 -3,201
2016年3月第1週 -954 346 -608
2016年3月第2週 -11,932 -1,061 -12,993
ソース
〔需給情報〕3月第2週、海外投資家が日本株を1兆2993億円売り越し=現物先物合計 | ロイター
http://jp.reuters.com/article/idJPL3N16P14X