警察庁は7日、指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)と分裂した神戸山口組(兵庫県淡路市)の傘下組織が繰り返している衝突について、「両団体の抗争と判断した」と発表した。2月下旬から発砲事件を含めて衝突の回数が増え、凶悪化していることを踏まえ、警戒態勢を引き上げることにした。
警察庁は7日、庁内に対立抗争集中取締本部を設置するとともに、全国の警察に情報収集や体制の強化を求める通達を出した。山口組か神戸山口組の勢力が及ぶ44都道府県の警察には集中取締本部を設置することを求めた。
神戸山口組は昨年8月27日に山口組から分裂。警察庁によると、これまでに両団体の傘下組織の組員らが襲われるなどした事件は49件に上っている。
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