陸上自衛隊座間駐屯地が、同県座間市のマスコットキャラクターに銃を持たせて改変したイラストを
無断で使っていたことが、駐屯地と市への取材で分かった。市から「正式な手続きを経ていない」と
指摘があり、駐屯地は二十六日、使用の取りやめを決めた。「イラストを作った企画会社が許可を
申請済みと思っていた」と釈明している。キャラクターは、市の花ヒマワリをイメージした「ざまりん」。
駐屯地などによると、封筒のイラストのデザインは、広報担当などを担う司令業務室が、ざまりんの
イラストレーターが所属する企画会社と意見交換しながら作成。以前からある迷彩服を着た絵柄に、
新たに銃を持たせたものを作り、市の承認を得ないまま大小二種類の封筒計千五百枚に印刷した。
今月から、見学者向けの配布資料を入れたり、活動協力者へ文書を郵送したりする際に使っていた。
ざまりんは昨年十一月の「ゆるキャラグランプリ」で、千七百二十七候補中二十六位の人気だった。
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