【next組体操】産経「他の競技でも危険はある。組体操一律禁止は過剰反応」 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2016/02/25(木) 17:51:57.08 ID:3q4injAw

千葉県流山市の全ての市立小中学校が平成28年度から、運動会の組み体操を全面廃止すると決めた。大阪市教委も同年度から市立学校にピラミッドとタワーを禁じることを決めている。

馳浩文部科学相は「実施の自制を求めたい」と今年度内に事故防止に向けた指針を示す意向だ。骨折などの重大事故が後を絶たないためだが、一律の全面廃止は、さすがに過剰反応だろう。日本の教育現場は、そこまで信用が置けないのか。

議論のきっかけとなったのは、昨秋、大阪府八尾市の中学校で10段ピラミッドが崩れる様子の動画が投稿され、注目を集めたことだった。この事故では6人が負傷したという。

10段のピラミッドは高さ約7メートルに及ぶ。転落や崩落で大けがの恐れがあることは誰でも分かる。こうしたケースでは、まず、学校長や教職員の常識を疑う。

日本スポーツ振興センター(JSC)によると、組み体操による事故は23年度以降、4年連続で8千件を超えており、うち骨折は毎年、2千件以上にのぼる。

背景には、一部の学校でピラミッドやタワーの高層化が進んでいることがあるという。より大きな達成感を求めてのことだろうが、明らかな危険を伴う演技の強制が許されないのは当然だ。

ピラミッドで4~5段、タワーで3段といった高さ制限の目安を自治体などで設けて各学校の判断基準とする必要はあるだろう。

もっとも、低層のピラミッドでも負傷することはある。だから一律禁止というのでは、何もできなくなりはしないか。

運動会の人気種目だった騎馬戦や棒倒しも、身体接触を伴い、危険であるとして、実施が避けられる傾向にある。

徒競走でも、転べばけがをする。泳げば溺れる可能性がある。相撲や柔道などの格闘技はもちろん、野球やサッカーなどの球技でも負傷のリスクは常にある。

極論をいえば、全てのスポーツは何らかの危険を伴う。

そのリスクの軽減に知恵を絞り、スポーツの楽しさや運動会の高揚感を児童生徒に体験してもらうことが、教職員をはじめとする大人の務めだろう。

ゼロリスクを突き詰めれば、運動会は開催できなくなる。それも寂しくはないか。

ソース

【主張】組み体操 一律禁止いかがなものか(1/2ページ) - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/news/160225/clm1602250001-n1.html

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