パナソニック子会社社員 交換用の製品用意できず客の家に放火
交換する約束をしていた製品を用意できず、うやむやにするため客の自宅に火を付けようとしたとして、香川県警丸亀署は22日、 現住建造物等放火未遂の疑いで、パナソニックエコソリューション ズテクノサービス社員(20)=高松市高松町=を逮捕した。
逮捕容疑は、18日午前2時ごろ、丸亀市郡家町の男性(64)宅の竹垣やエアコン室外機などに火を付けた疑い。
社員が設置した食器洗い乾燥機の調子が悪く、修理しても直らないことから男性が社員の上司に相談。
上司は修理の不備を認め、新品との交換を約束した。
社員は、18日に交換すると約束していたが、代替品を用意できなかった。
「家が燃えたら食器洗浄機どころじゃなくなると思った」と供述している。
同日午前中、社員は上司と男性宅を訪れ、代替品について「用意していたけれど盗まれてしまった」と説明した。
火は自宅に燃え移る前に男性が消し止めた。
竹垣から灯油成分が検出され、トラブルとなっていた社員が浮上した。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/02/23/kiji/K20160223012088920.html
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客が悪質なクレーマーだったというわけではなかったらしい
丸亀署
「被害者が言ったのはクレームではありませんし、苦情とは言えないほどの当たり前のことを言っただけです。
放火した男は食洗機の修理を巡って嘘やごまかしを繰り返し、自分で自分を追い込みパニックになった、ということです」
放火に至る経緯はこうだ。
食洗機は13年10月に購入し15年12月に故障した。その修理を担当したのが被疑者。
修理したものの、すぐにまた故障した。この月は3度修理することになっ た。
そして16年2月、またもや故障した。
被害者は「短期間に修理の後に3度も故障を繰り返すのはおかしい」などと被疑者の会社に伝えた。
そのため、被疑者の上司は被疑者に新しい食洗機を用意することを命じ、2人で被害者に謝りに行くことを決めた。
しかし、被疑者は新しい食洗機を用意しないままその当日を迎えることになり、このままではお客だけでなく
上司にも叱られてしまう、とパニックになり、現実から逃避するため放火する事を決めたのだという。
http://web.archive.org/web/20160225051705/http://www.j-cast.com/2016/02/23259395.html?p=all