「VLC PlayerでDVDを見たら違法」となる恐れも、TPPに伴う著作権法改正で
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20160223_744993.html
これに対し、「VLC Player」を使ってDVDを視聴することは、複製ではないために違法とはならない。また、現行の著作権法では、著作物を見たり聞いたりする行為そのものは規制できないという。著作権の分類の中に、それに対応する支分権(複製権、演奏権・上演権、上映権、公衆送信権、口述権、展示権、頒布権、譲渡権、貸与権、翻訳権など)は設定されていないためだ。すなわち、アクセスコントロールを回避する行為じたいは支分権侵害には該当しない。
しかし、TPPでは、そうした支分権が存在しないにもかかわらず、アクセスコントロールを回避する「行為」を規制することが盛り込まれており、複製を伴うかどうかは問わない「単純回避規制」となっている。
「このままだと、VLC PlayerでDVDを見ることは、正式にライセンスされていないdeCSSを使ってアクセスコントロールを回避することになるため、規制の対象になる。つまり、VLC Playerを使ったDVD視聴行為は著作権法違反になる。」(MIAU)