石油価格調査を行っている経済産業省資源エネルギー庁は先週、今後のガソリン店頭価格について、
石油元売り各社は原油価格が一時的に上昇したことを受けて、ガソリンの卸売価格を値上げしている
ことから、来週以降は値上がりに転じるのではないかとの見通しを示していたが、今週の調査結果は
その見通しの通り、21週ぶりの値上がりとなった。
経済産業省資源エネルギー庁は17日、15日時点の石油価格調査を発表。それによれば、レギュラー
ガソリン1リットルあたりの全国平均小売価格は前週(8日)の113円20銭から30銭値上がりして113円50銭
であった。こうして値上がりするのは、2015年9月以来、21週ぶりのこととなる。原油価格の一時的な
上昇を受けて、石油元売り各社がガソリンの卸売価格を引き上げたことが値上がりの要因となった。
経済産業省資源エネルギー庁は今後の見通しについて、主要産油国が原油を減産することは難しい
という見方から、原油価格は再び値下がりしてきており、先行きは見通しにくい状況との認識を示している。
http://www.zaikei.co.jp/article/20160220/294400.html