警察署で当直中、女性トイレにスマホ仕掛けた疑い
2016年2月19日17時33分
当直勤務中の警察署の女性トイレや長野県松本市の飲食店のトイレに盗撮目的でスマートフォンを仕掛けたなどとして、警視庁は19日、東大和署交通課所属の男性巡査部長(28)を建造物侵入や東京都迷惑防止違反容疑などで東京地検に書類送検し、停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。巡査部長は同日、依願退職した。
人事1課によると、巡査部長は昨年11月中旬、東大和署4階の女性トイレに侵入。上部の棚に録画状態にしたスマートフォンを置いた疑いがある。同じ当直勤務中だった30代の女性職員が気づいて上司に報告し、上司に事情を聴かれて認めた。
また昨年8月下旬に長野県松本市内の飲食店のトイレで大学の同窓生を盗撮した疑いもある。「知人女性の普段見られない姿を見たかった」と話したという。
このほかにも、スマホには2010年に警視庁に採用される以前の盗撮映像が残っていたという。滝沢幹滋・警務部参事官は「警察官としてあるまじき行為であり、厳正に処分した」との談話を出した。
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