求む、一芸に秀でた人物 静岡県警が採用に自己推薦枠
（2016/2/19 11:00）
静岡県警は多様な人材を確保するため、今年の警察官採用試験から一芸
に秀でた人の特別枠「自己推薦型試験区分」を導入する。
警察の仕事に生かせる特殊な資質を持ちながら、試験問題の難しさから
受験を諦めていた人に挑戦してもらう。
同様の制度は 一昨年以降、大阪府警、大分県警が導入していて、全国の
警察で３例目という。
１８日の定例記者会見で明らかにした。
スポーツでの実績、金融財務などの専門知識、長期のボランティア経験といった
自分で「警察業務に生かせる」とアピールできる特技があれば誰でも応募できる。
特別枠の人数は１０月採用試験、来年４月採用試験とも男性６人、女性１～２人程度。
通常試験と比べて教養体力の配点を低くし、面接を大きくするほか、小論文を
アピール論文に変更する。
県警には現在も元プロサッカー選手や芸能界出身者ら多様な経歴の持ち主がいて、
それぞれリーダーシップや発想力などで高く評価されている。
一方、学生と比べて試験対策に時間と労力を費やすのが難しく、同様の能力が
あっても断念した人も多いとみられる。
採用担当者は「何かに打ち込んできた経験は、警察官の仕事に必ず生かせる。
多くの人に挑戦してほしい」と話す。
http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/211855.html
静岡県警 採用倍率
http://www.pref.shizuoka.jp/police/saiyo/kekka/kekka-h25.html