2012年末に第2次安倍内閣が発足して「アベノミクス」が始まってから3年余り。
15日発表された15年10~12月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、12年10~12月期より約10兆円増えたものの、年平均で0・6%程度の伸びにとどまる。企業業績が改善し、個人消費や設備投資が増える景気の「好循環」がなかなか動き出さず、政権が目指す「実質年2%成長」の実現にはほど遠い状況だ。
賃金横ばい 安倍首相は就任直後の13年1月の所信表明演説で「大胆な金融緩和、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略という『3本の矢』で経済再生を推し進める」と力説していたが、日本経済はシナリオ通りには進んでいない。
GDP「2%成長」ほど遠く…アベノミクス3年
2016年02月16日 16時43分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160216-OYT1T50068.html