エジプトのシーシ大統領は15日、日本エジプト友好議員連盟会長の小池百合子衆院議員の表敬訪問を受け、近く予定されている訪日について、「以前から期待していた訪日がかなうことになりうれしい」と語った。小池議員が会談後、報道陣に明らかにした。
エジプトメディアなどによると、シーシ大統領は今月末から来月初めに訪日することで調整中だという。エジプト大統領の訪日は1999年のムバラク氏以来で、シーシ氏の訪日は2014年6月の大統領就任以来初となる。安倍晋三首相との首脳会談では、経済協力や過激派組織「イスラム国」(IS)などテロの脅威への対応などが主な議題となる見通しだ。
小池氏によると、シーシ氏は日本の教育に大きな関心を寄せており、訪日中に学校を訪問し、子どもたちへのしつけ教育などを視察する予定だという。また、シーシ氏は日本人が時間に正確な点を高く評価し、「時間を守ることの大切さはコーラン(イスラム教の聖典)も説いている。日本人は『歩くコーラン』だ」と語ったという。
訪日時に国会での演説も予定されているという。(カイロ=翁長忠雄)
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