同時多発ショックに備える市場、望みは政策協調か
証券部 小森谷有生
2016/2/12 15:49 日本経済新聞
http://i.imgur.com/FTK5HcB.png
リーマン・ショック級の大嵐に備えているかのようだ。東京株式市場は12日も売りが止まらず、日経平均株価は1年4カ月ぶりに1万5000円を割り込んだ。
3日間の下げ幅は2000円を超えた。急速に進んだ円高が嫌気された輸出関連株はもとより、小売りや鉄道、医薬品など業績に安定感のある主力内需株の一角も急落した。
欧州、中国、米国で危機を誘発しかねない火種が同時にくすぶり、市場では各国の政策対応の限界が意識されている。リスク回避一色に染まる市場で、相場が反転する材料は見当たらない。
1万4952円で取引を終えた日経平均株価(12日午後、東京都中央区)
http://www.nikkei.com/news/image-article/?R_FLG=0&ad=DSXMZO9720476012022016000002&bf=0&dc=1&ng=DGXMZO97205000S6A210C1000000&z=20160212
(以下テキストはソースで)
http://www.nikkei.com/markets/features/30.aspx?g=DGXMZO9720500012022016000000
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アベノミクス開始3年 専門家「リーマンショック時と変わらない」
2016/1/14 07:00 dot.ドット
年明け早々、百貨店の初売りでは福袋が完売し、景気のいいニュースが聞こえてきた。
だが、庶民の財布は厳しいままだ。大企業の業績は上向きだが、中小零細企業は低迷、所得の格差は広がるばかり。
アベノミクスの効果はあったのか。3年前と比べて経済指標を徹底検証する。
2016年年明け。百貨店の初売りに長蛇の列ができ、福袋や高額品が飛ぶように売れた。
日本中が好景気に沸いたと思いきや、そうでもない。名古屋近郊のあるシャッター通り商店街で洋品店を営む店主(64)は、
資金繰りがうまくいかず、新年を祝うどころではなかったという。
「売り上げは減少の一途。慢性赤字で借入金の返済もままならない。店の家賃も従業員の給料も払えない、と頭を抱えていました」
こう語るのは、事業再生コンサルタントの吉田猫次郎氏。吉田氏のもとには、今こうした中小企業の事業主からの相談が相次いでいるという。
「従業員数5人未満の小規模事業者は特に厳しい。仕入れ原価や人件費が高騰し、利益が出ない構造になっています。
中小零細企業の状態は、アベノミクス以降もリーマンショック時と変わらない」(吉田氏)
(以下ソース)
http://dot.asahi.com/wa/2016011300069.html