【2月11日 AFP】米国の科学者チームは、わずかな隙間を身をよじって通り抜けることができるゴキブリに着想を得た小型ロボットを考案した。
このロボットが、地震、竜巻、爆発などのがれきの中に取り残された人々の捜索活動の助けになる日が来るかもしれない。
米カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)が開発したこの技術は、8日の米科学アカデミー紀要(PNAS)で発表された。
今回の研究を主導した研究者で、現在は米ハーバード大学(Harvard University)の博士研究員のカウシク・ジャヤラム(Kaushik Jayaram)氏は「これらゴキブリの素晴らしい点は、足を完全に横方向に向けることで、0.6センチの隙間も1.25センチの隙間と同じ速さで走り抜けることができるところだ」と話す。
「自由に走れる際の体高は約1.3センチだが、体を約0.3センチ、一セント硬貨を2枚重ねたくらいの厚みにまで平らにすることができる」
「関節機構を持つ圧縮可能なロボット(Compressible Robot with Articulated Mechanisms、CRAM」(訳注:cramには「狭い所にものを詰め込む」という意味もある)として知られるこの手のひらサイズのロボットは、ゴキブリの背中の羽に似たプラスチック製のカバーがかぶせられる。
以下省略
ゴキブリに着想、隙間をすり抜ける小型ロボットを開発 米大学
http://www.afpbb.com/articles/-/3076558
動画(ゴキブリ注意)
https://www.youtube.com/watch?v=zufcwHW3A5E