川崎市教育委員会は、3日にあった市立川崎高校付属中学校の入試で、インターネット上で見つけた川崎市歌を引き写して出題したところ、歌詞に誤りがあり、設問が成り立たないミスがあったと5日発表した。この問題は全員正解とする措置をとったという。
市教委によると、出題ミスがあったのは、「適性検査Ⅱ」の問題で、市教委の職員が作成した。
市歌の歌詞を三つ並べ、昭和9(1934)年版と昭和44(69)年版は「化学に樹(た)つ栄光」、平成16(2004)年版は「科学に樹つ栄光」となっていることから、「“かがく”にあてられた漢字が変えられた理由」を考えるように求めた。資料として、市内では近年、昭和44年と比べて化学関係で働く人が減り、研究者らが増えていることを示すグラフを添えた。
昭和9年版と44年版は職員がネットから引き写したものだったが、実際の市歌は、昭和9年版からずっと「化学」ではなく「科学」だった。市教委は「実際に歌詞が変わっていたらなぜなのか、確認せずに作問してしまった」と反省している。
http://www.asahi.com/articles/ASJ254WBMJ25ULOB00Z.html
そもそも元ネタが存在しない完全な捏造の可能性も