米大リーグ(MLB)の元選手で、インターネット上での話題提供に事欠かないホセ・カンセコ(Jose Canseco)氏は4日、日本銀行(Bank of Japan)がマイナス金利を導入する衝撃的な決断を下したことについて、「無能」な措置と批判した。
現役時代にはオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)をはじめ複数球団でプレーし、ボクシングや武芸もたしなんでいたカンセコ氏は、50万人のフォロワーを抱える自身のツイッター(Twitter)に、「日本のマイナス金利は私の心を打ちのめしている」と投稿した。
これまでも広範囲な話題でソーシャルメディアをにぎわせてきたカンセコ氏は、3日夜にツイッターで日銀がマイナス金利政策に踏み切り、ビジネス界に影響を及ぼしていることについて持論を展開した。
キューバのハバナ(Havana)出身で51歳のカンセコ氏は、自身のツイッターアカウントで、「誰が日本にアドバイスをしている?」と投稿し、マイナス金利は日本のデフレ脱却に何の役にも立たないと主張している。
「銀行の貸し出しを増やしても、インフレ率は目標の2パーセントにもならない。貸付市場の金利がさらに低くなるだけで無能な措置だ」
外野手から政策アナリストに転向したような発言をしているカンセコ氏は、「日銀の措置は、いわゆるウィリー・ウォンカ(Willy Wonka)証券だ。つまり『何にもならない。無駄だ!』」と続けた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3075884