「上司の暴行で自殺未遂」=自衛官の両親が国提訴?山口
海上自衛隊呉基地(広島県呉市)に停泊中の潜水艦で男性2等海尉(42)が拳銃自殺を図ったのは、上司による暴行と
海自の不適切な対応が原因として、山口県宇部市に住む2尉の両親が3日、国を相手に3500万円の損害賠償を求める
訴訟を山口地裁に起こした。
訴状によると、2尉は上司から殴る蹴るなどの暴行を繰り返し受け、うつ病を発症。
2013年9月、潜水艦「そうりゅう」で当直勤務中に拳銃自殺を図った。
一命を取り留めたが、現在も寝たきりの状態という。
海自は昨年10月、指導中の暴行が自殺未遂の主な原因だったとして、上司ら3人を停職10日などの
懲戒処分にした。
2尉の兄坂倉孝紀さん(45)は山口市で記者会見し、「暴行した者への怒りがある。処分も軽く、納得できない」と話した。
武居智久海上幕僚長のコメント 提訴に至ったことは非常に残念。引き続 き、事故防止に全力で取り組む。(2016/02/03-18:21)
http://www.jiji.com/jc/ci?g=soc&k=2016020300804