日本が迎撃態勢を本格化、北朝鮮の衛星発射通告受け
中谷元防衛相は3日、北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、自衛隊に破壊措置命令を出したことを明らかにした。
これまでも非公表で発令していたが、北朝鮮が国際機関に衛星打ち上げを通告したことを受け、本格的に迎撃態勢を整える。
日本政府はすでにイージス艦を展開、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)も東京・市ヶ谷の防衛省や埼玉県朝霞、千葉県習志野などの自衛隊基地に配備してきた。
北朝鮮が「衛星」と称する物体が沖縄県先島諸島上空を通過する可能性があるため、南西諸島への展開も急ぐ。
中谷防衛相は、「いかなる事態にも対応できるよう万全の体制を整えてきたが、今般の発表を受け、自衛隊のイージス艦、PAC3部隊などに対し、
所用の態勢を取らせるべく、弾道ミサイル等の破壊命令を発出した」と記者団に語った。
「首都圏、沖縄県の一部以外の展開先については、地元自治体などと調整を続けている」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/nakatani-pac-idJPKCN0VC0A5
北朝鮮が弾道ミサイルとみられる「衛星」打ち上げを国際機関に通告したことを受け、
安倍晋三首相は3日午前の衆院予算委員会で「発射を強行することは明白な国連安保理決議違反であり、重大な挑発行為だ」と非難、「米韓と連携して、発射しないよう強く自制を求めていく」と表明した。
首相はその上で「情報収集、分析、国民の安全・安心の確保に万全を期すことを指示した」と説明した。
政府は同日昼、国家安全保障会議(NSC)を首相官邸で開いた。情報を分析するとともに、首相指示を踏まえて万全の態勢でミサイル発射に備えることを確認したとみられる。
これに先立ち、政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議するとともに、強く自制を求めた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2016020300181
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2016020300421
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http://jp.reuters.com/article/northkorea-satellite-southkorea-idJPKCN0VB1P4