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中国 日本人拘束、十数人 スパイ容疑、既に釈放 2012年以降
毎日新聞 2015年11月29日 東京朝刊
中国当局が日本人4人を逮捕、拘束している問題で、中国当局が習近平指導部発足後の2012年11月以降、
4人とは別に 少なくとも日本人十数人をスパイ容疑で拘束していたことが28日、複数の日本政府関係者への
取材で分かった。
いずれも日本の公安調査庁が情報収集を依頼したとされる民間人で既に釈放され、帰国している。
日中外交筋によると、日本人以外の外国人の摘発も相次いで発覚し、習指導部が海外の組織や個人の監視を
強化している実態が浮き彫りになった。
公安調査庁は「そもそも十数人の日本人が拘束され、釈放された事実は承知していない」とコメントした。
日本政府関係者によると、公安調査庁が情報収集を依頼したとされるのは、中国共産党の動静や中国内の政治、
外交、軍事情報に加え、北朝鮮の動向などだった。
十数人の拘束期間は数日から数カ月。
国家安全省の取り調べ担当者は、パソコンや携帯電話、カメラなどの所持品を一時没収して内容を解析。
中国国内で接触した人物や情報収集の内容を調べたという。
http://mainichi.jp/articles/20151129/ddm/041/030/146000c