不正送金ウイルス保管容疑で高2書類送検…「アノニマスにあこがれていた」 兵庫県警
インターネットバンキングの不正送金に使われるコンピューターウイルス「ZeuS」を自宅パソコンに保管していたとして、
兵庫県警警備部は1日、不正指令電磁的記録保管容疑で、同県相生市の高校2年の少年(16)を書類送検した 。
少年は短文投稿サイト「ツイッター」で国際的ハッカー集団「アノニマス」のメンバーを自称する人物とやり取りをしていたといい、「アノニマスにあこがれていた」と供述している。
書類送検容疑は平成25年10月~昨年4月、自宅パソコ ンに「ZeuS」を保管していたとしている。
「海外のサイトから無料でダウンロードした」と容疑を認めている。
少年がツイッターに9種類の不正プログラムを保管していることを示す書き込みをしたのを県警が発見。
昨年4月に自宅を家宅捜索し、パソコンを押収した。
少年は「アノニマス のメンバーに技量をバカにされ、攻撃を受けたときに仕返しができるようZeuSを入手した」とも話しているという。
ZeuSは遠隔操作を可能にする「トロイの木馬」タイプ のウイルスの一種。
感染すると、ネットバンキングのサイト上に本物と似た不正ページが現れ、IDやパスワードなどの個人情報が盗み取られる。
http://www.sankei.com/west/news/160201/wst1602010040-n1.html